住むなら安心して暮らせる家がいい
瓦屋根は、震度7にも耐えました
高速道路が倒壊し、ビルや家、様々な建物が倒れた阪神淡路大震災。大きなビルが倒れる中、瓦屋根の家はほとんど被害を受けていません。
さらに、甚大な被害を及ぼした東日本大震災。古い瓦屋根にも被害がありましたが、それ以上に多くの瓦屋根があの大震災に耐えました。
瓦より軽くて地震に強いと言われる屋根も倒壊しています
地震の被害によって住宅が倒壊していますが、瓦屋根だけでなく、金属の軽い屋根の建物も倒壊しています。
屋根の種類にかかわらず、躯体の耐久性が不十分であれば、地震による倒壊は起こってしまいます。
瓦屋根の強さは、『ガイドライン工法』からなっています
ガイドライン工法って?
阪神淡路大震災、東日本大震災、特別警報ものの台風など、近年、甚大な被害を与える自然災害が増えています。そんな自然災害に対して、安心して暮らすために作られた、瓦の施工基準です。
1971年に施工された建築基準法の告示基準では、一部(軒・けらば・棟等)を除く、屋根の大部分が釘等で固定する必要はありませんでした。近年の大規模な自然災害を受け、瓦の業界団体では、2001年に原則として、すべての瓦を固定するガイドラインを制定しました。
〇瓦屋根は震度7にも、津波の衝撃にも耐える
〇軽い屋根でも地震被害は起こる
〇瓦屋根の耐震性は実験で証明済み
従来との違い
建築基準法の告示基準 | 建築基準法の告示基準 | |
---|---|---|
概要 | ・全ての建築物を対象に一定の仕様基準を義務付けている。 ・木造3階建て以上等の建築物については、同仕様基準に加え、構造計画も義務付けられている。 | ・業界団体(※2)による強制力のないガイドラインで、瓦屋根について耐風性等の高い緊結方法等をとりまとめ。(建築研究所が監修) ・H13年8月に策定され、細菌の新築住宅では相当程度活用されている。 |
緊結箇所 | 軒、けらば(端部から2枚までの瓦) むね(1枚おきの瓦) | 原則として全ての瓦 |
緊結方法(軒、けらば) | 銅線、鉄線またはくぎ等で緊結 | ねじ及び2本の釘で緊結 |
緊結方法(むね) | 銅線、鉄線またはくぎ等で緊結 | ねじで緊結 |
緊結方法(平部) | 規定なし | くぎで緊結等 |
耐久性 | 屋根ふき材・緊結金物に錆止め・防腐処置をすること | 屋根ふき材・緊結金物に錆止め・防腐措置をすること |
瓦の優位点
粘土瓦には、現代の建築や生活にもプラスとなる優位点がたくさんあります。経済性・安全性はもちろん、雨音が静かになったり、自然環境の変化委に強かったりします。
重い屋根 | 軽い屋根 | ||
---|---|---|---|
粘土瓦 | 化粧ストレート | 金属 | |
コスト | ◎ | 〇 | 〇 |
耐久性 | ◎ | △ | 〇 |
断熱性 | ◎ | △ | △ |
長期優良住宅 | ◎ | △ | 〇 |
遮音性 | ◎ | 〇 | △ |
実は経済的!20年で約120万円も差があります。
〇瓦素材はほとんど劣化しない
〇瓦は「塗装」ではないから色が長持ち
〇メンテナンス費用が安く、結果的にお得!
瓦が経済的な秘密は、素材や色の耐久性と、メンテナンスの容易さです。他の屋根素材と比較すると、築10年後、20年後のメンテナンス費用がほとんどかかりません。屋根工事店に定期的な点検を任せておけばなお安心です。
瓦は快適。夏は涼しく、冬は暖かい
〇瓦屋根は夏は涼しく冬は暖かい
〇夏場は小屋裏温度が7~8℃も低下
〇瓦の湿気調節機能で家が長持ち
夏、直射日光にさらされる屋根はとても高温になります。外気温が35℃のとき、屋根材の表面は60~70℃になり、その熱が小屋裏に伝わります。断熱材が不十分だと2階の部屋がエアコンが効かないほどの厚さになってしまいます。
7~8℃も温度を下げる
金属や化粧ストレートなど他の屋根材と比べ、粘度瓦は素材自体、工法自体の断熱性が高いのが特徴です。小屋裏の温度上昇を抑え、それだけでも7~8℃も小屋裏の温度が低くなります。